Emacs27.1 org-roam org-roam-serverは使える

Emacs org-roam で文書のファイル・リンクを

動的に見ることが出来た。

Zettelkasten Methodの習得を目指して色々試行錯誤している。

以前「zetteldeftがオススメ」の様な記事を書いたが、

最終的に文書をエキスポートすることを考えた時、

『org-roam』のパッケージの方に利がありそうである。

今回の試みは『書類の間での関連性が可視化できるか?』

zetteldeftでもファイル間の繋がりが判る、同様の画面が作れる。

どちらも『graphviz』を仲介とした画像である。

唯、動的に閲覧できたのは『org-roam』の方である。

org-roam

https://github.com/org-roam/org-roam

此処のOrg-roam User Manual

https://www.orgroam.com/manual.html

読んでいくと、各ファイルがどの様に連結しているのかを

動的に眺められる。機能が備わっているらしい。

How To Take Smart Notes With Org-mode · Jethro Kuan

Introducing Org Roam · Jethro Kuan

 

しかし上記の記事から、何処に其の『呼び出す』機能を設定すれば良いのか?中々見つからない。

『「exwm」を使えれば素敵だが、特に必要ではない。』

此のanimated.gifではファイルをクリックすると該当の場所へ

ジャンプしている。

取り敢えず「exwm」をelpaからダウンロード。

しかし依存ファイル

Requires: org-roam-1.2.1, org-9.3, emacs-26.1, dash-2.17.0, simple-httpd-1.5.1,  s-1.12.0, f-0.20.0」是等が必要で欠如しているパッケージを

急遽インストール。

(add-to-list 'load-path "/path/to/xelb/")

(add-to-list 'load-path "/path/to/exwm/")init.elへ追記。

これらを準備したのは良いが『使い方』が解らない。

あれこれ考えた末、

https://blog.jethro.dev/posts/introducing_org_roam/」の記事

[ Shut Up and Show Me the Goods ]からヒントを得て

org-roam-serverというパッケージが該当するのでは

https://github.com/org-roam/org-roam-server

此処から同じ動作をしている映像を確認。

後は、此のページに書かれている事柄を其の儘、移植すれば

同一画面が手元のEmacsを使用して見ることが出来る。

(但しTo enable Org-roam’s protocol extensions, you have to add the following to you init file:の箇所はまだ理解ができていません

https://www.orgroam.com/manual.html#Installation-_00281_0029

「org-roam-server-served-file-extensions '("pdf" "mp4" "ogv")」と

書き込むのでorg-roamでのファイル構造は閲覧出来るはず。

問題は『http://127.0.0.1:8080』と

ウェブブラウザーを使っての表示を意味するので、対応として

『xwidget-webkit-browse-urlの機能を流用して

http://127.0.0.1:8080』を呼び出した。

現在使用中のEmacs27.1.50はbrew installの際に『xwidget』を

機能させる為の追記をしてダウンロードしたので、目的は達せられる。

一応「M-X org-roam」を指定し「C-c n g」でグラフ表示。

次に『xwidget-webkit-browse-url』から『URL:』へ

http://127.0.0.1:8080』を書き込むと、

見事画面表示された!

今回のグラフ作成では画面の中のファイル名をクリックしても

当該のファイルへはジャンプ出来ていない。

但し画面では「DarkMode」への切り替えも可能。

「Database Betwork」「Buffer Network」「File Viewer」で

必要な画面への切り替えもできる。

左端の「Enable Preview」をクリックしておけば、該当の

ファイルの内容が閲覧できる窓が『開く』。

f:id:moyse:20210217172329j:plain

参考まで:此の様な画面です。

Preview画面の中でのリンクをクリックすると

相手先の『文書内容』が表示されます。